RPGツクール技術部門

ツクールMV問題集解説〜変数編〜①

こんにちわ!yatsureです。
変数の使い方というか使い道って、わからないですよね。
大丈夫!この記事にたどり着いた貴方は、これからRPGツクール初心者から中級者へと転がり落ちていきますので、ご安心くださいませ。

この記事は、RPGツクールMV中級〜上級問題集&模範解答集の問題を元に解説しておりますが、問題集を購入になってない方にもわかりやすいように書いております。

問題1、所持金を見破って呟いてくる人を作ってください。

変数の導入編ですね。所持金を見破る人なんか作ってなんの意味があるねん、って感じがしますが、これが作れると最終的に【銀行(ゴールド預かり所)】が作れるようになります。

問題集でも銀行を作成する問題を出題しておりますので、変数編は、そのあたりまでの問題を解説していきたいと思います。

変数が取得できる情報の確認

イベントコマンドの【変数の操作】を見ていただくと、下の方に【ゲームデータ】というものがあると思います。
まず、ざっくりでいいのでどういった情報が変数に取得できるのかを眺めていただきたいと思います。

「なんか全部数字なんだけど!?」
って感じですよね。多分、その辺りからして通常の感覚とズレがあると思います。なので、そこにも解説を入れさせて頂きたいと思います。

この世は数字で出来ている

みなさんも、漠然とこれを感じたことはあると思います。数字って、共通言語なんですよね。その概念というか。
1を「いち」と読むか「one」と読むかに差はありますが、結局使い方そのものは変わらないんですよ。言葉は使い方とかTPOでめっちゃ変わりますけど。

私はツクールで変数とコモンイベントと出会い、それらを駆使してモンスター合成システムとかを作り、独学でswift(iphoneアプリ作成用プログラミング言語)を学んだ末にプログラマーになった経験があるのですが、私もその経験が無かったら

この世は数字で出来ている

という概念を理解できなかったと思います。
なので皆さんも、理解をする必要はありません。

ただ、RPGツクールを作成している中の人達は一流のクリエイターであり、その真実を噛み締めている人達によって作られたRPGツクールがそういった概念で作られていてもおかしくはない、ということだけ覚えておいてください。
結局、数字を使った方が何かと一番効率がいい、という答えの元に作られています。

変数で取得できるゲームデータの中に所持金がある

見つけられましたか?
素晴らしいです。であれば、このミッションは殆どクリアしたといっても過言はないでしょう。

話しかける人を作成し、変数の操作で変数1に所持金を代入しましょう。

しかし、これで完成ではありません。このままでは、彼は所持金は見破ったけど喋れないシャイボーイのままです。

文章の表示に\v[1]と書く

使ったことありますか?

\v[変数No]

これは、文章表示内に記述すると、変数の中身を表示する暗号なのです。
暗号には複数種類が存在します。文字の色を変えたりする\c[No]とか、色々。
それについては、マウスカーソルをテキスト入力の所にあてがってちょっと待つと一覧が出てきますので、是非ご覧ください。

完成!

というわけですね。\v[1]の後にGと書いた方が親切かと思います。

「は?これが結局なんなんだ?」

と思われたそこの貴方。わかる。だってマジで役に立たないもんね。
所持金を見破って呟く人なんて街に置いたら不気味としか言いようがないですよ。「え、なにこの街こわっ・・・」って、ホラーでもないのにプレイヤーへ思わせることになりますよ。

なので、次回はこれをさらに発展させていきます。

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