RPGツクールで、RPGをツクるまでの道程②
2016/10/06
こんにちわ!yatsureです!
さて、昨日の続きです。
昨日は設計図を作りました。
ので、今日はいよいよマップです!
しかし、ここでやる気を出し過ぎないように注意して下さい。
心の力は有限です。
どういう事かというと、マップをツクる、とは言っても
まずはこの程度に留めます。
↓参考画像”村”
見えます?
もうちょっと広くても良いんですけど、要は
最低限必要な店だけ一先ず置く、です。
ああ、聞こえます。皆さんの心の声が。
「なんだこのマップ!?サンプルマップを使ったほうがマシなんだけど!?」
いいえ。そんなことはありません。
ここからがクリエイターとして大事な話にもなるのですが
重要なのは、貴方自身でマップを作った、という事実と
今はマップを極めている場合ではない、という事です。
どういう事かというと、例えば皆さん、”彫刻家”をイメージして下さい。
目の前に2mX1mX1mの木材があって、これからそれを人物像として彫刻していきます。
さて、どのように彫っていくイメージがありますか?
ここで、いきなり目を目だと判るように成るまで一気に彫ろうとされた方、いらっしゃいます?
多分、ほとんどの方が、まず全体の荒削り、天辺から底辺まで
360°ぐるぐるひたすた何往復と荒削りを行い
なんとなく腕とか頭の位置が見えてきて、次第にポーズや体型などがくっきりしてきて
そうして指までクッキリしてきた頃、今度は目や爪などの細かいところをまた全体をなぞるように
削りこんで行き、最後の最後、細部に拘りをいれていきませんか?
僕はなんとなく、そんなイメージが湧きます。
皆さんは、いかがですか?
考えれば、至極当然なんですよ。
だって、いきなり全体も見えないまま目なんて掘ったら、他の部分を掘り始めた時に
バランスが大変なことになりますから。しかも修正が効かない。
これは、彫刻だけに限った話ではありません。
イラストも、ゲームも、動画も、創作品である以上、このルールから外れることはありません。
僕は因みに、イラストを目から描く派でした(;・∀・){当然、上達などする訳もなく
未だに身体を描くことは出来ません・・・
しかしよく考えれば、漫画家であれイラストレーターであれ、アタリから描き徐々に仕上げてますよね。
アニメだって、まずは脚本から絵コンテと段階を踏みますよね。
これらは全て、まずは全体を見通すために行われています。
ツクールの話に戻りますが、ではなぜ今マップなのか。しかも超適当で正直手抜きなマップ。
これは、ツクールでRPGを制作するにあたって、マップがないと何も出来ないから、です。
イベントをツクることもキャラを配置することも何処から何処に行くといった話の流れすら
一切手をつけられません。
でも、マップは後でいくらでも修正が効きます。
なので今は大雑把な、非常に簡単なマップだけ作っちゃいます。
前回用意した設計図を見ながら、村、ダンジョン、その他の必要なマップを
一先ず全部作ってしまいます。
ここでポイントなのは、まだマップを繋げることすらしない、と言う事です。
本当にツクるだけ。それもストーリー上最低限必要と思われる、おおまかな場所だけを作ります。
細かいのは後でツクれば良いのです。
と言った感じで、このマップ制作も精々2~3時間程度で終わらせちゃいましょう。
これは、スピードを競っているのではなく、そのくらい簡単にちゃちゃっと
作業をしましょう、という意味です。
こんな作業に手間取っている場合ではないのですから。
でも、簡単なマップすら無いと、この先何も出来ません。
間違っても「この街はこういうコンセプトだからこういう建物があって、つまり・・・」
みたいな事は考えないようにしましょう。
考えることがあるとしたら、広さ位です。
それ以外はちゃんと後半、嫌でも考えざるを得なくなりますからご安心を。
しかし、全体が見えていないうちから作りこむと、貴重な心の力を使い果たした上
後で変更を余儀なくされる、なんて展開がザラなので、そんな事してる暇があったら
次の段階に進んじゃいましょう
と言った具合で、また次回!